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ついに菌を30種揃えて、オリゼーをGETしました。
…予想外に大きくてちょっとびっくり。
色んな回り方でクルクル漂っております。
でも、そんなオリゼーの顔を見ているとなんだかとっても和やかな気持ちになります。
まぁ、あまり見ていると目が回ってくるんですが。(爆)
----------------------
追記1:
某様に触発されて、中のハロウィン仕様も秋仕様に変更。(笑)
今回は珍しくバナーとセット!!
------------------------
追記2:
昨日頂いたメッセージを読んで、ふと浮かんだ短文を下のリンク先に収納しました。
ボ→ヒョ(ボ報われ風味)です。
これを報われていると言ってしまうとちょっと可哀想な気もするので風味で。(笑)
とりあえず、株は上がったよ!とだけ。
…予想外に大きくてちょっとびっくり。
色んな回り方でクルクル漂っております。
でも、そんなオリゼーの顔を見ているとなんだかとっても和やかな気持ちになります。
まぁ、あまり見ていると目が回ってくるんですが。(爆)
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追記1:
某様に触発されて、中のハロウィン仕様も秋仕様に変更。(笑)
今回は珍しくバナーとセット!!
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追記2:
昨日頂いたメッセージを読んで、ふと浮かんだ短文を下のリンク先に収納しました。
ボ→ヒョ(ボ報われ風味)です。
これを報われていると言ってしまうとちょっと可哀想な気もするので風味で。(笑)
とりあえず、株は上がったよ!とだけ。
長閑な午後だった。
非番の2人で街にくりだして。
あちらこちらと顔をつっこんでは、包みが増えていく。
お前は何か買わないのか。
完全にヒョーゴの荷物持ちと化しているボーガンをヒョーゴが振り仰ぐ。
そうですねぇ、と一歩後ろに控えた形のボーガンがちょっと考える顔をする。
「センに土産の一つでも買っていきましょうかね。」
「…他は。俺の買い物ばかりつき合わせているだろう。」
ヒョーゴが微かに眉間に皺を寄せれば、いいんですよぉとボーガンが笑う。
「…そんなことを言っていると、わざわざ非番に街に下りてきて、ただ俺の荷物持ちをして終わるぞ。」
「いや、ヒョーゴさんと俺らじゃ入る店が違いますからね。ただ付いて回るだけでも面白いですよ。」
「…変わったやつだ。」
ふん、と鼻で笑うヒョーゴにボーガンも笑う。
そして、何かを思いついた顔をして、ゆったりとした動作で前方を指した。
「じゃあひとつだけ、わがまま言ってもいいですかね?」
「?何だ?」
「戻る前にあそこで茶ぁでも飲んでいきませんか。」
なかなか上手い茶菓子を置いてるんですよ。
そして、一歩足を進めてヒョーゴと並ぶ。手に持った荷物を軽く揺らす。義手だからこその動作だ。
「買い物はさっきのあれでお終いなんでしょう?」
「まぁな。」
「まだ日も高い。ちょっと休憩してから帰ったって大丈夫でしょう。」
「俺はいいが、土産を買うんじゃなかったのか。」
そんなヒョーゴの問いは聞こえなかったのか、ボーガンはヒョーゴさんも歩きっ放しじゃあお疲れでしょう、さ、と促して歩き出す。
仕方なくヒョーゴはその背についていくとボーガンに続いて暖簾をくぐった。席に案内されて、ぐるりと店内を見回してヒョーゴが小さく呟く。
「ここは来たことがないな。」
「ヒョーゴさんたちが普段寄るようなレベルの茶店ではないですから。」
でも、安さの割りにいい味なんですよとボーガンがどこか誇らしげに笑う。
そこに、茶屋の主人が茶を載せて現れる。
「俺はここの豆大福が好きなんですよ。ヒョーゴさんは茶饅頭でしたっけ?」
「ああ…。」
「じゃあ、それと、あと持ち帰りの包みを…2つ。」
中身は一緒でいい、と言うと主人が頷いて下がる。
それを見送ってヒョーゴが口を開く。
「包み?」
「ここの茶菓子を買って帰るのが来た時の定番なんですわ。」
「ほぉ。」
「あいつが街下りた時は、買ってきてくれますしね。」
あちこちで食べたがこの層じゃ、ここが一番うまい。
「それは楽しみだな。」
ほどなくして、主人が饅頭と豆大福を載せて現れる。
「ああ、そう言えばヒョーゴさんこの後は?」
「戻る前にここに寄っているのだから後は戻るだけだ。」
「あの人への土産はいいんで。」
「あの人?」
軽く眉を寄せてああ、とヒョーゴは得心した顔をする。
「キュウゾウか。」
何を買って帰ってやってもなぁ、そう言って、嘆息をもらした。
その先が容易に想像出来て、ボーガンはひっそりと笑った。
「じゃあ、良かったら、これ。」
そう言うと、包みの一つをヒョーゴの方に押しやる。
ヒョーゴが目を丸くしてボーガンを見つめる。
「…意外だな。」
「ま、センと一緒に留守番してるってのにセンにだけ土産渡すのもあれでしょう?」
ヒョーゴとの外出をあっさりボーガンに譲ったあの男。
センサーと何して時間を潰しているのか知らないが。
どういう思惑でこんなことをしたのか知らないが。
…単に荷物持ちをしたくなかっただけなのかもしれないが。
チラッと、脇に積まれた荷物の山を見る。
―――借りは、これでチャラだ。
そう心中で強く念じると、もふっと豆大福にかぶりつき、その勢いのまま荷物持ちで凝った肩を軽く回したのだった。
終
非番の2人で街にくりだして。
あちらこちらと顔をつっこんでは、包みが増えていく。
お前は何か買わないのか。
完全にヒョーゴの荷物持ちと化しているボーガンをヒョーゴが振り仰ぐ。
そうですねぇ、と一歩後ろに控えた形のボーガンがちょっと考える顔をする。
「センに土産の一つでも買っていきましょうかね。」
「…他は。俺の買い物ばかりつき合わせているだろう。」
ヒョーゴが微かに眉間に皺を寄せれば、いいんですよぉとボーガンが笑う。
「…そんなことを言っていると、わざわざ非番に街に下りてきて、ただ俺の荷物持ちをして終わるぞ。」
「いや、ヒョーゴさんと俺らじゃ入る店が違いますからね。ただ付いて回るだけでも面白いですよ。」
「…変わったやつだ。」
ふん、と鼻で笑うヒョーゴにボーガンも笑う。
そして、何かを思いついた顔をして、ゆったりとした動作で前方を指した。
「じゃあひとつだけ、わがまま言ってもいいですかね?」
「?何だ?」
「戻る前にあそこで茶ぁでも飲んでいきませんか。」
なかなか上手い茶菓子を置いてるんですよ。
そして、一歩足を進めてヒョーゴと並ぶ。手に持った荷物を軽く揺らす。義手だからこその動作だ。
「買い物はさっきのあれでお終いなんでしょう?」
「まぁな。」
「まだ日も高い。ちょっと休憩してから帰ったって大丈夫でしょう。」
「俺はいいが、土産を買うんじゃなかったのか。」
そんなヒョーゴの問いは聞こえなかったのか、ボーガンはヒョーゴさんも歩きっ放しじゃあお疲れでしょう、さ、と促して歩き出す。
仕方なくヒョーゴはその背についていくとボーガンに続いて暖簾をくぐった。席に案内されて、ぐるりと店内を見回してヒョーゴが小さく呟く。
「ここは来たことがないな。」
「ヒョーゴさんたちが普段寄るようなレベルの茶店ではないですから。」
でも、安さの割りにいい味なんですよとボーガンがどこか誇らしげに笑う。
そこに、茶屋の主人が茶を載せて現れる。
「俺はここの豆大福が好きなんですよ。ヒョーゴさんは茶饅頭でしたっけ?」
「ああ…。」
「じゃあ、それと、あと持ち帰りの包みを…2つ。」
中身は一緒でいい、と言うと主人が頷いて下がる。
それを見送ってヒョーゴが口を開く。
「包み?」
「ここの茶菓子を買って帰るのが来た時の定番なんですわ。」
「ほぉ。」
「あいつが街下りた時は、買ってきてくれますしね。」
あちこちで食べたがこの層じゃ、ここが一番うまい。
「それは楽しみだな。」
ほどなくして、主人が饅頭と豆大福を載せて現れる。
「ああ、そう言えばヒョーゴさんこの後は?」
「戻る前にここに寄っているのだから後は戻るだけだ。」
「あの人への土産はいいんで。」
「あの人?」
軽く眉を寄せてああ、とヒョーゴは得心した顔をする。
「キュウゾウか。」
何を買って帰ってやってもなぁ、そう言って、嘆息をもらした。
その先が容易に想像出来て、ボーガンはひっそりと笑った。
「じゃあ、良かったら、これ。」
そう言うと、包みの一つをヒョーゴの方に押しやる。
ヒョーゴが目を丸くしてボーガンを見つめる。
「…意外だな。」
「ま、センと一緒に留守番してるってのにセンにだけ土産渡すのもあれでしょう?」
ヒョーゴとの外出をあっさりボーガンに譲ったあの男。
センサーと何して時間を潰しているのか知らないが。
どういう思惑でこんなことをしたのか知らないが。
…単に荷物持ちをしたくなかっただけなのかもしれないが。
チラッと、脇に積まれた荷物の山を見る。
―――借りは、これでチャラだ。
そう心中で強く念じると、もふっと豆大福にかぶりつき、その勢いのまま荷物持ちで凝った肩を軽く回したのだった。
終
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