奇跡

一夜限りの復活ライブ行って参りました。
昨夜のTV放送で見た方もいるでしょうか。

今もまだ胸がいっぱいです。
本当の奇跡というものを、初めて見た気がしました。
感想は、長ーくなるので(苦笑;リンク先に収納します。

写真(写真投稿初なのでちょっとドキドキ)は、入場時にもらった冊子とグッズのタオルと、是非とも手に入れたいと願っていた銀テープ！！
ちょっと見辛いのですが、バンド名とタイトル、日付、場所が入っているのがわかりますでしょうか？
グッズより何よりこのライブで記念に欲しかったアイテム第１位でした。(笑)
しかも、初めて(実はこれまでどのバンドのライブでもGET出来たことがありませんで…)の銀テープGETがこのライブって、これもまた奇跡です。(笑)

ライブ感想

ですが、その前に。
私が、今こうしてバンドの追っかけをするきっかけとなったすべての始まりがこの、LUNA SEAでした。
遡ること１３年前の９４年。
たまたま見ていた年末の歌番組で「ROSIER」を演奏する彼らを見なければ、そのままあの傑作と名高いアルバム「MOTHER」を買うこともなく、雑誌で記事を追うこともなく、テレ朝でやっていたブレイクアウトを見ることもなく、そこからインディーズバンドを好きになることもなかった気がします。
もっと言うなら、今好きなムックだって好きになっていなかったかもしれません。
ヴィジュアル系？ふぅーん、で終わっていたと思います。（これは本当に）
私は、活字がなければきっと生きていけないけれど、音楽が無くても生きていける人間です。
そういう、V系以前にまったく音楽に興味を持っていなかった人間をたった一度の演奏でここまでのめりこませたLUNA SEAは本当にすごいと思います。
アルバム「MOTHER」が話題になっていることなど露知らず、購入したのは今更な翌年の3月でした。それも、たまたま売っていたアルバムがそれともう一種類だけで、裏面の収録曲を見て、こっちの方にテレビで聞いて気になった曲、もとい知っている曲が入っているから、というそれだけの理由でした。（笑）
歌詞カードに載ったメンバーの写真を見ても、ボーカルのRYUICHIさん以外、どれが誰かわからないという（笑）、どうしょうもない中で聞いていったら見事にはまってしまいました。

ただ、そこからずっと変わらず狂信的に好きだったかと言われると、それはNOです。
活動再開以前と以後で、傾ける情熱は明らかに変わりました。
でも、ずっと心の奥の大事なところにいたのは彼らでした。

昨日、RYUICHIさんは７年越しと言いました。
終幕してから７年目のライブ。
でも、私は違いました。
私が初めて彼らのライブに行きたいと思ったのは、初の東京ドーム公演となる９５年のことでした。
それまで、どんなアーティストの曲を聞いてもそれはテレビで見るものCDで聞くものであって、別世界のことだと思っていたのに。
そんな私が、初めて、生で聞いてみたいと生で感じてみたいと思いました。
でも、当時中学生の私は親にダメと言われたら反抗する気概もなくすんなり諦めてしまいました。
そこからこちらが行ける状況になると活動休止、果てには終幕してしまい（苦笑；、ですから、昨夜のライブは実に１２年越しのライブとなりました。

そんなライブは、一言で言うなら感動でした。それも半端ない。
私が本格的にライブに参戦し始めたのは彼らが活動を休止した２０００年以降でした。それから７年。少なくない数のライブを、イベントを含め長いのから短いのまで、観て参りました。
でも、最初から最後まで集中力が切れることなく感動しっ放しというライブは初めてでした。
ライブで感極まって泣いたのは、覚えている限りで言うと、実は３回くらいしかありません。
そんな私が、涙をこらえることが出来ませんでした。
ダメだ、泣いたら見えなくなる！と必死に己を叱咤して見ておりました。
あんなに必死にメンバーの名前を呼んだのも初めてでした。
気付いたら涙声になっていて、自分で自分にびっくりしました。

普段、今日のライブ良かったよねー、感動ものだったよねー、と言っているあれは感動でもなんでもないんじゃねぇかと思えるくらい、別格のものがそこにはありました。

しかも、聞けたらいいなと思っていた曲がことごとく聞けて！！
これぞ奇跡。
何十曲とある中からのあの２４曲。
アルバム「MOTHER」からの曲が聞けて最高でした。
それと合わせて、SUGIZOさんのヴァイオリンが生で聴けたのが…！！
CDで、テレビで聞いていたギター同様、ヴァイオリンも艶っぽい音でした。
あと、これ、本当にすごいことだと思うんですけど、
あの反響しまくりで前後左右・上下でどうしたって伝わるのに時間差が出るなかであの演奏は本当にすごいと思いました。
アンコールで「聖しこの夜」を歌って痛感しました。
まぁずれるずれる！！（汗
しかも5万5千人ですか。
観客がいないリハ時と、いる本番では、また届き方が違うはずなのに。
すっごいなぁ…。
すっごいと言えば、照明を始めとする特効がすごかったです。
映像系は見ていたモニターに映らなかったのでわからないのですが。
夢狂も大概すごいと思っていましたが。
さすが。
ここでも別格っぷりを見せ付けてくださりました。

席的には、要塞のようなPA卓や機材、照明を吊るした鉄パイプ（でいいのかあれは）越しにメンバーの姿を左斜め後ろから見るということで、そこまでいい席ではなかったのですが。
でも、その分、脇にセットされた花道が近くて、しかもSUGIZOさんやJさんが何度も花道に来てくれて、こちらを向いてソロを弾いたり腰をくねらせて（笑）くれたりして、とっても幸せでしたｖ
ただ、INORANさんFANの自分としては、前後左右に飛び出していくメンバーの分まで（笑）中央に留まり、ドラムセットの前で向き合って演奏（それは普通ベースのポジションですよね　笑）していたINORANさんがあまりこちらに来てくれなかったのがちょっと寂しかったですが…。
その分、モニターにINORANさんが映るたびに、わぁわぁなってました。

ちょくちょくこちらに向かって手を振ってくれたSUGIZOさんとか。
鞭を振り回すSUGIZOさんとか。
首を振るSUGIZOさんとか。
一挙手一投足が絵になり、目を離せない度は第１位なのですが。（笑）

それでも、
口ずさむINORANさんとか。
笑うINORANさんとか。（また、笑顔が可愛いんだ…！！37歳には見えません！！）
ノリノリ（死語）で中央花道を行くINORANさんとか。
最後、花道で寝転んでギターを弾くINORANさんとか。
SUGIZOさんと背中を預けあってPLAYするINORANさんとか。
RYUICHIさんと一緒に１つのマイクで歌うINORANさんとか。
最後、「今日は喋ってくれるよね？」と言ったRYUICHIさんに笑顔で大きくバツをしてこしょこしょ耳打ちしたINORANさんとか。

最　高　で　し　た　…！！（感涙）

特に、最初のMCで「楽しみにしていたのは僕らの方かもしれません」とRYUICHIさんが言った後で、順にメンバーの顔が映ったんですが。
その時のINORANさんの顔がどうもそうは見えないせいもあって（苦笑；、
ちょっと心配だったのですが、始まったら笑顔の連続でかなりホッとしました。（笑）
でも、何より嬉しかったのは、失礼を承知で言うならば、見たかったLUNA SEAがそこにいてくれたことでした。
どちらも彼ですが、河村隆一ではなくRYUICHIとしてそこにいてくれたことが…。
CDだけをずっと聞いていて、終幕から７年も経って。
いやでも、彼らのことを美化していると思っていました。
だから、ずっと彼ら自身のアルバムはライブに行けることが決まってから聴けずにいました。
思い出は美しく、そしてCDというライブという生物と対極にあるものだけしか知らない、それを好きだと思っている自分にとって、今回のライブは嬉しい反面怖く緊張するものでした。
結果。
CDで聞いていた以上に感動でした。
SUGIZOさんを始め、耳に馴染んだフレーズを思いっきり変更したりしていないというのもあると思うのですが、美化された思い出を超える思い出をくれました。
これが、何より奇跡です。
うまく伝わるかわからないのですが。（苦笑；
本当に、あの場に立ち会えて幸運でした。

以上、完全自己満足の感想でした。ここまで、読んでくださりありがとうございました！！（平伏）