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両方更新は無理でした…。すみません。
明日の仕事帰りからそのまま大阪に遠征(notイベント)(ライブ遠征です)してしまうので、土日留守にします。
うわー、3日間もPC触らないで持つかな自分!!(ダメ人間発言)
というわけで、置き土産代わりの市赤小噺です。
うん、きっと帰ってきたらこれを置き土産って!!と後悔するんだろうな。でもいい。萌えは早めに吐き出さないとね!!
お侍はこどもの日話が終わりませんでした…。
ううう。来週以降には。
では、また。
明日の仕事帰りからそのまま大阪に遠征(notイベント)(ライブ遠征です)してしまうので、土日留守にします。
うわー、3日間もPC触らないで持つかな自分!!(ダメ人間発言)
というわけで、置き土産代わりの市赤小噺です。
うん、きっと帰ってきたらこれを置き土産って!!と後悔するんだろうな。でもいい。萌えは早めに吐き出さないとね!!
お侍はこどもの日話が終わりませんでした…。
ううう。来週以降には。
では、また。
溺れるように
「市川さん、お風呂先に貰ったよ…市川さん?」
居間の入り口から声をかけるが、市川からの返答はない。足を進めて市川に近づけば、市川は静かに目を閉じて座っていた。規則正しく上下する胸を見て寝てるの、と赤木が小さく軽く首を傾げて市川の顔を覗き込むように屈めば、その拍子にポタポタ、と水滴が赤木の髪から滴り落ちて日焼けした畳にまぁるい染みをいくつも作った。
すると、次の瞬間寝ていると思われた市川の手がピクリと動いた。そのままゆらりと赤木に向けて差し出される。
「市川さん?」
いつものようにその手をつかみ頬に捉えようとした刹那、市川は赤木の手を払うとそのまま赤木の頭を掴んだ。その勢いと強さに思わず赤木がうわっと小さく驚きの声をあげれば、先ほどまで閉じられていた市川の目がはっきりと開かれ、赤木を捉えていた。
「濡らすんじゃねぇよ。」
そう言うと、大きな手で赤木が頭に乗せていたタオルごとぐいぐいと赤木の髪を拭きにかかる。ゴシゴシと乱暴に、だがしっかりと拭かれて、最初目を丸くしていた赤木は、やがて吹き出した。肩が小刻みに揺れる。
「いきなりどうしたの市川さん。」
こんな世話やくようなタマじゃないでしょ、と赤木がおかしそうに呟けば、市川はふん、と息を吐いた。
「こうでもしねぇと、あちこち濡らすだろうがお前さんは。」
テメェが濡らした跡を歩く身にもなりやがれ、と市川は苦々しげに呟くが、赤木はふふ、と笑うばかりで気にした様子もみせない。これだから餓鬼は…と言いつつ市川はまだタオルの乾いている部分で赤木の浴衣の襟足部分の水気も軽く叩いて吸い取る。大分水気を含んでいて、拭いても拭いても襟足はしっとりと濡れたままだ。
髪を乾かす前にフラフラ出歩くのはやめるんだな、そしてこういういい加減な着方をするなと言うと市川は乗り上げていた赤木の両脇を挟んで有無を言わせず立たせると、浴衣の前に手を伸ばした。そして、長さを考えずに適当に巻かれているだけの帯を一旦解く。
はらりと肌蹴た前をぐい、と市川は引き、左右のバランスを整えなが前を合わせ思い切り帯を締めた。されるがままだった赤木はそこで初めて痛い、と声をあげた。だが、その声は笑っていて心底痛いと訴えるものではない。そんな赤木を無視して、市川はむっすりと黙ったまま帯の位置を調節していると、赤木はすっと身を屈めた。
「おい…。」
「ねぇ、こんなにキツく縛られたら苦しいよ市川さん。」
そう言って、市川の手を取ると、胸元へと滑らした。つい先ほどぴっちりと締めた筈の胸元はゆるく拡げられ、触った肌は湯上りらしくほんのりといつもより熱くしっとりとしていて、市川の手に吸い付くようだ。
「テメェ…。」
「もうちょっと緩めてくれませんか?」
そう言うと赤木は市川の手に帯紐を掴ませた。市川の視線に気付いているだろうに、赤木は静かに笑って市川の動向を見守っている。
市川はちっと小さく舌打ちするとぐい、と帯を強く引いた。その勢いに任せて市川の肩に顎を載せるようにしてよりかかればすぐさま肩を押され、倒された。畳の上に浴衣が広がる。市川の箪笥から拝借した浴衣は、まだ身体が成長しきっていない赤木にはどれも大きく―――だからこそすぐに着崩れてしまうのだが―――赤木の身体の下に布の海を作る。
圧し掛かった市川はだが、すぐに赤木の身体に触れることはせずに、そっと耳元に顔を寄せた。ふわりと石鹸の匂いがたちのぼる。その匂いを鼻先に感じながら、市川は意地悪く囁く。
「時に、これが最後の一枚と知っていて、わしを誘っているんだよなぁ?赤木君よ。」
「え?」
「これを汚したらもうお前さんがこの家で着るもんはないぞ。」
市川の言葉に赤木は目をパチクリとさせた後で、何言っているのさ、と低く笑った。
「そんな着るものの心配なんて、俺には関係ないよ。」
「何だと?」
「アンタといれば無用じゃない。」
「…。」
「いいから、早くきてよ。湯冷めしちゃう。」
赤木の指が誘うようにツツ、と市川の頬を撫でる。その拙い誘いに市川は解いた帯を手に取ると低く笑った。
「まったく、テメェには一度仕置きが必要だな。」
浴衣の海で、もがくように赤木の身体が揺れた。
終
…何だこれ。(第一声がそれかい)
S様との会話で発生した浴衣萌え話にさらに大好きお風呂ネタも混ぜてみました。(笑)市川さん世話焼きブーム到来です。
これもまた、後ほど書き直したい(というか加えたい)なと。
「市川さん、お風呂先に貰ったよ…市川さん?」
居間の入り口から声をかけるが、市川からの返答はない。足を進めて市川に近づけば、市川は静かに目を閉じて座っていた。規則正しく上下する胸を見て寝てるの、と赤木が小さく軽く首を傾げて市川の顔を覗き込むように屈めば、その拍子にポタポタ、と水滴が赤木の髪から滴り落ちて日焼けした畳にまぁるい染みをいくつも作った。
すると、次の瞬間寝ていると思われた市川の手がピクリと動いた。そのままゆらりと赤木に向けて差し出される。
「市川さん?」
いつものようにその手をつかみ頬に捉えようとした刹那、市川は赤木の手を払うとそのまま赤木の頭を掴んだ。その勢いと強さに思わず赤木がうわっと小さく驚きの声をあげれば、先ほどまで閉じられていた市川の目がはっきりと開かれ、赤木を捉えていた。
「濡らすんじゃねぇよ。」
そう言うと、大きな手で赤木が頭に乗せていたタオルごとぐいぐいと赤木の髪を拭きにかかる。ゴシゴシと乱暴に、だがしっかりと拭かれて、最初目を丸くしていた赤木は、やがて吹き出した。肩が小刻みに揺れる。
「いきなりどうしたの市川さん。」
こんな世話やくようなタマじゃないでしょ、と赤木がおかしそうに呟けば、市川はふん、と息を吐いた。
「こうでもしねぇと、あちこち濡らすだろうがお前さんは。」
テメェが濡らした跡を歩く身にもなりやがれ、と市川は苦々しげに呟くが、赤木はふふ、と笑うばかりで気にした様子もみせない。これだから餓鬼は…と言いつつ市川はまだタオルの乾いている部分で赤木の浴衣の襟足部分の水気も軽く叩いて吸い取る。大分水気を含んでいて、拭いても拭いても襟足はしっとりと濡れたままだ。
髪を乾かす前にフラフラ出歩くのはやめるんだな、そしてこういういい加減な着方をするなと言うと市川は乗り上げていた赤木の両脇を挟んで有無を言わせず立たせると、浴衣の前に手を伸ばした。そして、長さを考えずに適当に巻かれているだけの帯を一旦解く。
はらりと肌蹴た前をぐい、と市川は引き、左右のバランスを整えなが前を合わせ思い切り帯を締めた。されるがままだった赤木はそこで初めて痛い、と声をあげた。だが、その声は笑っていて心底痛いと訴えるものではない。そんな赤木を無視して、市川はむっすりと黙ったまま帯の位置を調節していると、赤木はすっと身を屈めた。
「おい…。」
「ねぇ、こんなにキツく縛られたら苦しいよ市川さん。」
そう言って、市川の手を取ると、胸元へと滑らした。つい先ほどぴっちりと締めた筈の胸元はゆるく拡げられ、触った肌は湯上りらしくほんのりといつもより熱くしっとりとしていて、市川の手に吸い付くようだ。
「テメェ…。」
「もうちょっと緩めてくれませんか?」
そう言うと赤木は市川の手に帯紐を掴ませた。市川の視線に気付いているだろうに、赤木は静かに笑って市川の動向を見守っている。
市川はちっと小さく舌打ちするとぐい、と帯を強く引いた。その勢いに任せて市川の肩に顎を載せるようにしてよりかかればすぐさま肩を押され、倒された。畳の上に浴衣が広がる。市川の箪笥から拝借した浴衣は、まだ身体が成長しきっていない赤木にはどれも大きく―――だからこそすぐに着崩れてしまうのだが―――赤木の身体の下に布の海を作る。
圧し掛かった市川はだが、すぐに赤木の身体に触れることはせずに、そっと耳元に顔を寄せた。ふわりと石鹸の匂いがたちのぼる。その匂いを鼻先に感じながら、市川は意地悪く囁く。
「時に、これが最後の一枚と知っていて、わしを誘っているんだよなぁ?赤木君よ。」
「え?」
「これを汚したらもうお前さんがこの家で着るもんはないぞ。」
市川の言葉に赤木は目をパチクリとさせた後で、何言っているのさ、と低く笑った。
「そんな着るものの心配なんて、俺には関係ないよ。」
「何だと?」
「アンタといれば無用じゃない。」
「…。」
「いいから、早くきてよ。湯冷めしちゃう。」
赤木の指が誘うようにツツ、と市川の頬を撫でる。その拙い誘いに市川は解いた帯を手に取ると低く笑った。
「まったく、テメェには一度仕置きが必要だな。」
浴衣の海で、もがくように赤木の身体が揺れた。
終
…何だこれ。(第一声がそれかい)
S様との会話で発生した浴衣萌え話にさらに大好きお風呂ネタも混ぜてみました。(笑)市川さん世話焼きブーム到来です。
これもまた、後ほど書き直したい(というか加えたい)なと。
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